カール・ヒルティが残した名言を紹介

ヒルティ 名言


カール・ヒルティ
カール・ヒルティ (Carl Hilty)1833年~1909年
スイスの哲学者、公法学者、政治家。 
著作:「幸福論」「眠られぬ夜のために」など。




・人間のすべての性質のなかで、嫉妬は一番みにくいもの、虚栄心は一番危険なものである。心の中のこの二匹の蛇からのがれることは、素晴らしくこころよいものである。



・神に代わって人間を支配する三つの力である金と名誉と享楽との関係を断ったときに、人ははじめて自分を自由に感じよう。



・女性は自分を求めるひとを求めはしない、むしろ若干冷淡な態度をとるひとを求める。



・ 苦しみは人間を強くするか、それともうち砕くかである。その人が自分のうちに持っている素質に応じで、どちらかになる。



・人生において、最も耐え難いことは、世の経験を積んだ多くのひとびとの言によると、悪天候が続くことではなく、雲一つない日が続くことなのである。



・人間は他人の嘘にはたやすく気づくものであって、ただその嘘が自分におもねる時とか、あるいはちょうど都合のよい時だけ、それを信じるのである。



・予め考えを纏めるとか、仕事について熟考するとか、口走るのは、たいがいは仕事を逃れる口実である。



・政治もまた、人生の明るい面だけしか知らないような人々の手で行われるときは、くだらない職業である。



・できるなら誓約は絶対に拒むがよい。さもなくば、最小限にとどめることだ。



・争いをしているときは、理のある側が、まず先に若干譲歩するべきである。理のない相手は、全然許すことができないのが通常である。



・ときには、敵のほうが正しいこともある。というのは、人間の心は生まれつきはなはだ利己的であって、どんな論難攻撃をもすべて自分にたいする侮辱だと感じるからである。




・働きのよろこびは、自分でよく考え、実際に経験することからしか生まれない。それは教訓からも、また、残念ながら、毎日証明されるように、実例からも、決して生まれはしない。



・宗教は生命の塩であり、力である。



・何かにつて憤怒をいだくうちは、自己を制御していない。



・明日は、試練に応じた新しい力をもたらすであろう。



・多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じく疲労させる。



・忠告は雪に似て、静かに降れば降るほど心に永くかかり、心に食い込んでいくことも深くなる。



・恐怖は常に人間のなかに何か正しくないことが生じた徴候である。・・・・恐怖は、苦痛が肉体に対して果たすのと同様に、精神に対しても貴重な警告者の役目を果たす。



・悦びが何であるかは、元来、多くの苦しみを耐え忍んできた人々のみが知っているのである。その他のひとたちは、真の悦びとは似ても似つかない単なる快楽を知っているにすぎない。




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