カフカ 名言
フランツ・カフカ (Franz Kafka)1883年~1924年
チェコ出身のドイツ語による小説家。
著書:「変身」「審判」「城」「アメリカ」など。
・精神の世界以外には何も存在しないという事実、これが我々から希望を奪い取って、我々に確信をあたえる。
・真の道は一本の網の上に通じている。その網は、空中に張られているのではなく、地面のすぐ上に張ってある。渡って歩くためよりは、つまずかせるためのものであるらしい。
・人間の根本的な弱さは、勝利を手にできないことではなく、せっかく手にした勝利を活用しきれないことである。
・地上的な希望はとことんまで打ちのめされねばならぬ。そのときだけ人は真の希望で自分自身を救うことができる。
・あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道と呼んでいるものは、ためらいに他ならない。
・将来に向かって歩くことは、僕にはできません。将来に向かってつまずくこと、これはできます。一番うまくできるのは、倒れたままでいることです。
・書くことは、祈りの形式である。
・誰でも、ありのままの相手を愛することはできる。しかし、ありのままの相手と一緒に生活することはできない。
・この世の機構に隷属する者は栄える。
・真実のない生というものは有り得ない。真実とは多分、生そのもののことであろう。
・自分で身を守らなくてはいけない。イエスとノーをはっきり言わなくてはいけない。そうしないと人々は本当のことを夢にも知ってくれないんだ。
・悪のもつ最も効果的な誘惑手段の一つは、闘争への誘いである。例えば、女との闘争、これは寝床で終わる。
・僕はいつだって決して怠け者ではなかったと思うのですが、何かをしようにも、これまではやることがなかったのです。そして、生きがいを感じたことでは、非難され、けなされ、叩きのめされました。どこかに逃げだそうにも、それは僕にとって全力を尽くしても、とうてい達成できないことでした。
・歴史は、たいてい役所仕事によって創作されるのです。
・生きることは、絶えず脇道にそれていくことだ。本当はどこに向かうはずだったのか、振り返ってみることさえ許されない。
・悪は善のことを知っているが善は悪のことを知らず。
・僕の人生は、自殺したいという願望を払いのけることだけに費やされてしまった。