夏目漱石(なつめ そうせき)が残した名言を紹介

夏目漱石 名言


夏目漱石
夏目 漱石(なつめ そうせき)
1867年~1916年
小説家、評論家、英文学者。主な作品:「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」「こゝろ」など。



・離れればいくら親しくってもそれぎりになる代わりに、一所にいさえすれば、たとい敵同士でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。



・世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。一遍起こった事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変わるから他にも自分にも解らなくなるだけの事さ。



・人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がして見たいものだ。



・呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。



・世の中はしつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうしい、いやな奴で埋まっている。元来何しに世の中へ面(つら)を曝(さら)しているんだか、解しかねる奴さえいる。しかもそんな面に限って大きいものだ。



・借りた金を返すことを考えない者は幸福なるごとく、死ぬことを苦にせぬ者は幸福である。



・僕の存在には貴方が必要だ。どうしても必要だ。



・現代の社会は孤立した人間の集合体に過ぎなかった。大地は自然に続いているけれども、その上に家を建てたら、忽ち切れ切れになってしまった。家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった。



・人間の不安は科学の発展から来る。進んで止まる事を知らない科学は、かつて我々に止まる事を許してくれた事がない。



・大抵の男は意気地なしね、いざとなると。



・良人というものは、ただ妻の情愛を吸い込むためにのみ生存する海綿に過ぎないのだろうか。



・結婚は顔を赤くするほど嬉しいものでもなければ、恥ずかしいものでもないよ。それどころか、結婚して一人の人間が二人になると、一人でいた時よりも人間の品格が堕落する場合が多い。



・明治の思想は西洋の歴史にあらわれた三百年の活動を四十年で繰り返している。



・考えて見ると世間の大部分の人はわるくなる事を奨励しているように思う。わるくならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊ちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。



・今のお前は自由だ。自由はどこまで行っても幸福なものだ。その代わりどこまで行っても片付かないものだ、だから物足りないものだ。




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