オスカー・ワイルドが残した名言を紹介

オスカー・ワイルド 名言


オスカー・ワイルド
オスカー・ワイルド(Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde)
1854年~1900年
アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。19世紀末の唯美主義文学の代表者。小説「ドリアン=グレーの肖像」、戯曲「真面目が大事」「サロメ」、童話集「幸福な王子」など。




・女が再婚する場合は、先夫を嫌っていたからだ。男が再婚する場合は、先妻を熱愛していたからだ。女は運を試すのだし、男は運を賭けるのだ。



・男は人生を早く知りすぎるし、女は遅く知りすぎる。



・説教する男は一般に偽善者だし、説教する女は決まって器量が悪い。



・すべての女性は彼女の母親に似るようになる。それが女の悲劇だ。男は彼の母親のままにならない。それが男の悲劇だ。



・経験とは、各人が自分たちの愚行に与えている名前だ。



・道徳的な詩とか、不道徳的な詩とかについて語るべきではない。詩はよく書かれているか、それともまずく書かれているか、それだけの話だ。



・関心を全然もたないひとびとには、つねに親切でありうる。



・感情を込めて描かれた肖像画はすべて、その芸術家の肖像画であり、そこに座っているひとのではない。



・芸術をあらわして、芸術家を隠すことが芸術の目的なのだ。



・感傷とは、シニシズムの銀行定休日にすぎない。



・結婚とは、まさしく相互の誤解に基づくものである。



・男は退屈から結婚する。女は物好きから結婚する。そして双方とも失望する。



・男はつねに女の初恋の人になろうとする。女は男の最後のロマンスになろうとする。



・義務はひとが他人から期待するものだ。




・恋をすると誰でも自分を欺くことから始まり、他人を欺くことで終わるのがつねである。これが世の、いわゆるロマンスである。



・真剣な恋というものは、何もすることのない閑暇な人間の特権なのだ。それが一国の有閑階級の一つの効果なのだ。



・自愛は人生の長いロマンスの始まりだ。



・よい決心というものは、一つの宿命が付きまとっている。よい決心がつくのは、いつも時すでに遅しとなってからだ。



・社会は個人に対して極刑を加える権利をもつかのように振る舞うが、社会は浅薄きわまりない悪徳をもっていて、己れの行うことを自覚する力がない。



・社交術を会得しているという名声をうるには、どんな女性をも愛しているように語ることである。



・われわれはすべて自然を観賞することばかりが多く、自然とともに生きることがあまりにも少ないように思われる。



・誰でも歴史をつくることができるが、歴史を書くことのできるのは偉人だけだ。



・現代の道徳は、現代の基準を受け容れる点にある。いやしくも教養ある人間にとって、現代の基準を受け容れるということは、愚劣きわまる不道徳の一つの形式だと思う。



・二十年もロマンスが続くと、女は廃屋の観を呈する。しかし、結婚も二十年になると、女は公共の建物みたいになる。




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