オスカー・ワイルド 名言~その2
オスカー・ワイルド(Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde)
1854年~1900年
アイルランド出身の詩人、作家、劇作家。19世紀末の唯美主義文学の代表者。小説「ドリアン=グレーの肖像」、戯曲「真面目が大事」「サロメ」、童話集「幸福な王子」など。
・アメリカにおいては、大統領は四年間統治するが、ジャーナリズムは永久に支配する。
・人間は不可能を信じることができるが、ありそうもないことを決して信ずることはできない。
・煽動家はお節介なひねくれた人々の一群であり、不服の種を蒔く連中であるが、煽動家が絶対に必要なのも、こうした理由からである。
・宗教は、それが真実であることを立証されるときは終焉する。科学は死んだ宗教の記録である。
・何もしないことは、この世でいちばん難しいし、また、いちばん知的なことだ。
・人間は自分の敵を選ぶことには、あまりにも不注意だ。
・噂は愉しいよ。歴史は単なる噂にすぎない。ところが悪口という奴は、噂には違いないが、お説教によって退屈なものにされたしろものだ。
・そもそも男の独身というものは、女に身持ちを誤らせる因です。
・涙声は不器用な女の逃げ場であるが、美しい女の零落だ。
・飢餓と無知は、近代犯罪の両親である。
・ 〈罪人だ〉と言われるくらい、ひとの虚栄心を煽るものはない。良心はわれわれをみんなエゴイストにする。
・生まれつきの紳士は、私が知っている最も悪いタイプの紳士である。
・憎しみは自分に仕えるすべてのものにとっては、たしかに寛大な主人なのである。
・皮肉屋はあらゆるものの価値を知っているが、何ものの価値も知らない人間である。
・夫は約束手形の一種であり、妻は彼を満足させることに疲れる。
・人はみな悪魔。われわれがこの世に地獄を作る。
・女はおべっかによっては、決して武装を解除されはしないが、男はたいてい陥落される。
・女性というものは愛されるためにあるのであって、理解されるためにあるのではない。
・国民的な憎悪心は、文化が低ければ低いほど強い。
・素顔で語るとき人は最も本音から遠ざかるが、仮面を与えれば真実を語り出す。
・野心は失敗の最後の避難所だ。
・誘惑から逃れる唯一の道は、それに屈服することである。