生と死 名言2
・自分の生命を愛しても憎んでもいけない。だが生きている限りは生命を大切にするがよい。長く生きるか短命に終わるかは、天に委せるがよい。(ミルトン)
・生への絶望なしに、生への愛はありえない。(カミュ)
・私たちは死の心配によって生を乱し、生の心配によって死を乱している。(モンテーニュ)
・死のうとするよりも、生きようとすることの方が、たいていは、ずっと勇気を必要とする試みなのである。(アルフィエリ)
・人間が人間として、生きるときの時は、いつでもいま、昨日でも明日でもない、今日ただいまのいま。(相田みつを)
・禅の悟りとは、いつでも、どこでも死ねる覚悟ができることだと思っていたが、よく考えてみると、それは大変な誤りで、いかなる場合でも、平気で生きることであることがわかった。(正岡子規)
・一人の死によって、自分が大きく変わるのが、本当に人の死を悼むことになるのであろう。愛する者の何人もの死に遇っても、自分の生き方を変え得ないという人生は、ひどくむなしいもののように私は思う。(三浦綾子)
・もし我々に死がなかったら生の倦怠をどうしようか。死こそは実に我々に恵まれた甘露である。とはいへ、私もまた生の執着を持っている。ただ執着である。愛ではない。(中勘助)
・生きることは生涯をかけて学ぶべきことである。そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである。(セネカ)
・生の完全な燃焼が死だ。生の躍動と充実の究極が死だ。(高見順)
・人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。(川端康成)
・禁欲主義というやつは、矛盾を秘めた教えで、いわば、生きていながら、生きるなと命ずるようなものである。(坪内逍遥)
・生は死から生ずる。麦が芽ぐむためには種子が死なねばならない。(マハトマ・ガンジー)
・なんとなく生まれてきたのだから、なんとなく生きていればいいのです。(深沢七郎)
・生きるべきか、死すべきか、それが問題だ。(シェークスピア)
・生まれるのは惨め、生きるのは苦痛、死ぬのは困難。(べルナール)
・自由な人が考えるのは、ほかならぬ死についてである。そして彼の賢明さは、そこから死ではなく、生について熟慮をはじめることだ。(スピノザ)
・生きることの最大の障害は期待を持つということであるが、それは明日に依存して今日を失うことである。(セネカ)
・いかに死ぬか、いつ死ぬかを選ぶことはできない。選べるのは、いかに生きるか、それだけだ。
(ジョーン・バエズ)
・生を必する者は死し、死を必する者は生く。(上杉謙信)
・人間の値打ちというものは、生きている――この世に生まれて、とにかく生きつづけ、今日まで生きている、そのことにまずあるのであって、生きている人間が何事を成し遂げてきたか、という人生の収支決算は、それはそれで、二番目ぐらいに大事に考えていいのではなかろうか、と思うようになりました。(五木寛之)
・なぜ死を恐れるのか? 人生で最も美しい冒険だから。(フローマン)
・魂は滅びないという教えは、慰めというより脅しである。(メイソン・クーリー)
・最上の死は、予め考えられなかった死である。(モンテーニュ)
・大切なことは、私たちがこの世に何年生きるかではなく、この世にどれだけ価値のあることをするかにある。(ヘンリー)